それはひとつ、こぼれた たったひとつ、けれど 君はゆく 私をおいて その背中 切ない程に 私は行かないでよと 手を伸ばし 君は優しく微笑み 手を振った ひとつ またひとつ こぼれる いっぱいになって あふれて それは こぼれ落ちた