ケータイ小説 野いちご

ここにあるもの。

壊れた雨



それはひとつ、こぼれた
たったひとつ、けれど


君はゆく
私をおいて

その背中
切ない程に


私は行かないでよと 手を伸ばし
君は優しく微笑み 手を振った


ひとつ
またひとつ
こぼれる

いっぱいになって
あふれて


それは
こぼれ落ちた


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