ケータイ小説 野いちご

♡ケダモノだらけの男子校LIFE♡②

動き出した恋模様






ええー…っと…。


この状況を、どうにかしないと…。



目の前には、固まるさっ君と隼人君真人君。そして、ざわつくクラスメイトたち。



「今の見た…!?」


「見た見た!女みたいな顔してたよな…!」


「あんな可愛い男、見たことねーんだけど…!」



口々に何か言っているけれど、混乱状態の私の耳には入ってこない。


ご、誤魔化さないと…っ。
そう思うけれど、良い言い訳が見つからない。



「し、ずく?」


「え、えっと、これはね、訳があって…」



目を見開いて私をみるさっ君に、思わず視線を逸らす。うう、どうしようっ…。



「おい」



誰か助けて…!と心の中で叫んだ時、低い一声が教室に響いた。

たった一言なのに、騒がしかった教室が一気に静かになる。

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