「おめでと〜!」




あの後。



美紀ちゃんと清水くんと私の3人で、昼食がてらファミレスに足を運んでいた。



そこで、美紀ちゃんは私たちが付き合うことになったことを祝福してくれた。




「2人とも素直じゃないから、こっちがヤキモキしちゃった」



「……美紀ちゃん…ごめんね…」



「おめでたいことなんだから、ごめんとか言わないで。
そこは、『ありがとう』って言ってよ」




ストローに口をつけてジュースを飲む美紀ちゃん。



その美紀ちゃんを見ながら、清水くんが複雑そうな顔をした。




「……須藤さん」



「ん?」



「……こんな結果になって…
須藤さんが一番、嫌な気持ちになってるんじゃないかと思う。
ほんとに…ごめん」