彼と話すこともできないまま 私たちは、とうとう6年生に なってしまった。 しかし、この頃になると ちょっとイケてる 男子グループと女子グループで 絡むことが多くなっていた。 私も彼も そのグループに入っていたため また仲良くなることができた。 放課後、居残りして おしゃべりしたり 授業中、くだらない手紙を まわしたり。 とにかく充実した日々を 過ごしていた。