…目の前で、何もかもが無くなっていく様を、ただ茫然と見つめていた。
真っ赤に焼けながら、崩れ落ちていく。
驚きすぎて涙も出ない。
消防車の音…野次馬の声・・・
真横で聞こえるのに、私には遠くに聞こえてる。
私の住むアパートが、すべて焼き尽くされていく。
・・・そんな中、携帯が鳴る。
低いトーンで、それに出た。
「もしもし」
『…朱莉?…俺、直也』
携帯から聞こえるのは、彼氏の声だった。
「・・・どうしたの?」
今、物凄く直也に会いたい。・・・会って、抱きしめてもらいたい。
『突然なんだけどさ、・・・別れて』
「・・・・・・・・え?」
『ホント、ごめん!!それじゃあ』
呆気なく切れた電話。
別れて?・・・はあ?!
私は思わず叫んだ。
「もう!私、生きてけない!!」
真っ赤に焼けながら、崩れ落ちていく。
驚きすぎて涙も出ない。
消防車の音…野次馬の声・・・
真横で聞こえるのに、私には遠くに聞こえてる。
私の住むアパートが、すべて焼き尽くされていく。
・・・そんな中、携帯が鳴る。
低いトーンで、それに出た。
「もしもし」
『…朱莉?…俺、直也』
携帯から聞こえるのは、彼氏の声だった。
「・・・どうしたの?」
今、物凄く直也に会いたい。・・・会って、抱きしめてもらいたい。
『突然なんだけどさ、・・・別れて』
「・・・・・・・・え?」
『ホント、ごめん!!それじゃあ』
呆気なく切れた電話。
別れて?・・・はあ?!
私は思わず叫んだ。
「もう!私、生きてけない!!」