ケータイ小説 野いちご

愛も哀も

一章
出逢いの春

【翔side】






ーー桜が舞い散る 明治の春






「翔ちゃん、団子三つね」




「はーい!」




ひときわ賑やかな老舗団子屋の看板娘の元気の良い声が響き渡る。




「やっぱ、翔ちゃんのところの団子が一番最高や」




「当たり前や!家のじぃちゃんから受け継いだ団子屋なんやけん」




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