<琉依side>








───────ガッッシャァァァァンッッッ





悠雅さんの蹴破ったシャッターは見事に粉々の破片になり



「「「………っっ!!」」」





倉庫の中の多勢の男達が姿を現す






「……ん〜、向こうもそれ相応の人数だねぇ〜」





「へぇ、やっぱ組と族が揃ってたか…」




「まぁ……

手応えだけはありそうですね」










棒付きキャンディを舐めてる海さんも

煙草を吸ってる相楽さんも

時計をいじってる蒼さんも



余裕な表情だけど周りを取り巻く空気はすごく張り詰めている







今すぐにでも飛びかかりそうな雰囲気








俺ら族の下っ端からすると、後ろの碓氷組の組員の威圧感の方が凄いけど…