「莉奈ー、栞ちゃん来たわよ?」

「あ、はーい!
…ちょっと待ってー。」



んー、もうなにこれ…


中々胸元のリボンが綺麗に結べなくて、ちゃんと準備は5分前に出来てるのに…

5分前からリボンと睨みあっている。



「もう、莉奈どうしたの?」


ママが痺れを切らしてあたしの部屋までわざわざ来た。



「…リボンがっ、全然出来ないのよ。」

「もう…ちゃんと練習しないから。
……はい。よし!急いで行ってきなさい!」

「うん、ありがとう。行ってきます!」