次の日桜は目覚めて周りを見渡せばやっぱり夢じゃない事がわかった

布団を片付けて襖を開けると外が明るくって昨日は暗くって見えなかったけど綺麗な雪景色な庭があり、本当に戦国時代に来たんだと思い知った

暫く景色を眺めていると横から声を掛けられた

「おはようございます。桜さん。」

声を掛けて来た主はお華だった。

「おはよう。お華ちゃん。早起きだね。」

「いえ。何時もの事です。女官や女房は主人や正室や側室の方達より早く起きて支度をするのです。桜さんはこれから私と一緒にお市様の所へ行き御着替えを手伝います。その前に桜さんの御着替えも手伝いますね。」

桜が此れからやる事を教えてくれて最後の方は私のことだったけどお華が凄いと桜は思った

「処で桜さん今日はお客様がお見えになります。」

「お客様?」

「はい。お市様の兄上様の織田信長様です。えーとその…」

(如何したんだろう急に織田信長って言ったら私が覚えている日本史で習った事がある様な?その信長さんが如何したんだろう。)

「信長様は何て言うか…ちょっと…短期な所があるので…桜さんは大丈夫だと思いますが、お市様も気に入っていますし、信長様も桜さんの事気に入ると思いますが失礼のなう様にしてくだいね。」

「はい。気に入ってくれるかは分かりませんが、精一杯頑張ります。」