睦月が女王となってから既に3日が過ぎていた
今日は王族護衛部隊隊長を任命する日だ

部隊長は睦月たちがまだ
サクリトスに通っていた頃に辞めてしまって
ここ数週間は睦月が代理隊長として
部隊の指揮を執っていた
しかし女王となった今はそれもできないので
前国王と睦月それに優翔の3人で
あらかじめ決めておいた睦月のクラスメイト
である星使いの相原弥生を
部隊隊長に今日就任させるのだ


既に部隊のメンバーは弥生を除き
いつもいる訓練場を離れ
任命式を行う場所へ整列している
弥生は睦月に呼ばれていたので
謁見室に来ていた


「女王陛下、本日はどのようなご用件で?」

「貴女を次期王族護衛部隊隊長に任命する
そしてこれから貴女の任命式を行います」

「私目よりももっとよい人材がいるのでは?」


「貴女の戦闘技術それに回復能力を考えると
貴女以上にふさわしい人材は居ないわ
さぁ皆が待っている場所へ先に移動しなさい」

弥生は睦月女王陛下に敬礼をすると
先に移動した


睦月も弥生が移動してから10分後
優翔と共に歩いて移動を開始した