はる君の家について一応チャイムを鳴らしたものの、

やはり誰も出なくて少しほっとしながら家に入った。

はぁ〜…やっぱり落ち着くぅ…

はる君の匂い…

スゥ〜と胸いっぱいに吸い込んでからキョロキョロとあたりを見回す。

えぇっと…とりあえずなにしておこうかな…

そう思ってキッチンを覗いたりリビングに行ったりしたけど、

きちんと全てが片付いていて、

さすが佳奈さん…と改めて尊敬してしまう。

すごいなぁ…棚とか触っても埃ひとつないよ…

…私もお部屋の片付けちゃんとしなきゃなぁ…

そんな風に自分の部屋の汚さを思い出してショボンとしていると…