結乃side

「う…ん…」

ゆっくりと目を開ける。

…なんで寝てるんだろ…?

私はる君と勉強してそのあと…

……あれ??

そう思いながら起き上がると

ズキッと頭痛がしてうぅ…とうめく。

…なんとな〜く身体もだるい…ような…?

って、ていうか…

「頭痛い〜…」

頭痛が深刻……

そう思ってしばらく体制を変えてみたり

頭をぎゅうっと抱えてみたりしていると…

ガチャ…

「……。
…新しいストレッチか?」

「は、はる君っ…!?違っ…」

ドアを開けて私を見るなり

呆れ顔をしたはる君が…!

「…いつ起きた?」

「う…ちょ、ちょっと前…」

そう言ってからまたなんだかだるくなって

布団にボフッと倒れこむ。