夜に割られたガラスの破片を拾い集める。



今、何時だっけ……。



今日、何日だっけ……。



時計を覗くと、短針は11を指していた。



昼、か……。



曜日感覚も、何もかも狂っちゃったな。



昼は少し寝て、夜は働く、そんな生活を数ヶ月過ごしていた。



ガラスを新聞紙に包み、袋に入れる。



台所に行くと、溜まったお皿を見つけた。



「やろっか」



私は腕をまくり、そっと呟いた。



終わったら今度はお風呂掃除。



冷たい水は、冬には尋問のような痛みが続く。