礼生さんにお願いをしたものの、これと言って考えはまとまりませんでした。
昼間はルナや両親がいて、代わる代わるお見舞い客がやって来る。
その人達に今回の真相を聞かれ、適当にお茶を濁すのが大変だった。
「いっそのこと、真実をぶちまけちゃえば?」
ルナはお気楽に言いました。
「そんなことをしたら、礼生さんだけでなく、コウヤさんにまで話が及んでしまうじゃない!」
間違った行動をした彼の理由まで言わなければならなくなり、どんどん話が膨らんでしまうのは目に見えてる。
そんなのは言える訳がない。
ただ、真っ直ぐに気持ちが言えずに、曲がってしまっただけなのに…。
「コウヤさんって、あの一番仕事のサバけてた人だよね⁉︎ レイさんの仕事のパートナー的な存在の…」
「うん…」
ルナの言葉を聞きながら、確かにそうだったな…と思い出してた。
コウヤさんはいつも礼生さんの側にいて、仕事のことをあれこれ話し合ってた。
「レイさん困るんじゃないのかな…そんな相棒がいなくなって…」
ルナの言う通りです。
今回の事件で、礼生さんは大事な仲間を一人失ったんです。
「漫画やめるとか言い出しそう…ザンネンだな〜…意外と面白いモノ描いてたのに…」
ルナの発言に振り返った。
キョトン…とした感じのルナは、「どうしたの?」と聞き返した。
「…今、意外と面白いモノ描いてた…とか言ったわよね?ルナ…礼生さんのマンガ、読んだことあるの⁉︎ 」
震えるような気持ちで確かめました。
長いまつ毛をパチパチさせて、うん!とルナは頷いた。
昼間はルナや両親がいて、代わる代わるお見舞い客がやって来る。
その人達に今回の真相を聞かれ、適当にお茶を濁すのが大変だった。
「いっそのこと、真実をぶちまけちゃえば?」
ルナはお気楽に言いました。
「そんなことをしたら、礼生さんだけでなく、コウヤさんにまで話が及んでしまうじゃない!」
間違った行動をした彼の理由まで言わなければならなくなり、どんどん話が膨らんでしまうのは目に見えてる。
そんなのは言える訳がない。
ただ、真っ直ぐに気持ちが言えずに、曲がってしまっただけなのに…。
「コウヤさんって、あの一番仕事のサバけてた人だよね⁉︎ レイさんの仕事のパートナー的な存在の…」
「うん…」
ルナの言葉を聞きながら、確かにそうだったな…と思い出してた。
コウヤさんはいつも礼生さんの側にいて、仕事のことをあれこれ話し合ってた。
「レイさん困るんじゃないのかな…そんな相棒がいなくなって…」
ルナの言う通りです。
今回の事件で、礼生さんは大事な仲間を一人失ったんです。
「漫画やめるとか言い出しそう…ザンネンだな〜…意外と面白いモノ描いてたのに…」
ルナの発言に振り返った。
キョトン…とした感じのルナは、「どうしたの?」と聞き返した。
「…今、意外と面白いモノ描いてた…とか言ったわよね?ルナ…礼生さんのマンガ、読んだことあるの⁉︎ 」
震えるような気持ちで確かめました。
長いまつ毛をパチパチさせて、うん!とルナは頷いた。