ケータイ小説 野いちご

誘惑したい上司の条件〜真島果穂になりたくて〜

子犬王子が狼になる時





さっきまで雲一つない晴天だったはずなのに…


会社の帰り道

突然、嵐のようなゲリラ豪雨に襲われて近くのカフェの屋根の下の隅で、雨があたらないように避難した。


「ったく…最近の天気はおかしい。」


一瞬のうちに滝のように降り出した雨のせいでスーツもびちょびちょ。


「クリーニングにださなきゃいけないじゃん…最悪…」


空を見上げると、ほんの少し前まで明るかった空に恐いくらい黒くて分厚い雲が空を覆っている。

「当分やまないかも…」


ため息をつきながら、暇つぶしに真島課長に電話しようかと携帯をとりだすと


先に真島課長からメールが入っていた。




「悪い…今日は歓迎会をしてくれるみたいで…

遅くなる前に帰れそうだったら電話する」


って…


今日は来週のGWに会えそうなら予定をたてようっていう約束をしてたのにっ…



てか、歓迎会遅くない?

課長が向こうにいってからそろそろ1ヶ月経つよ⁈







文句を言っても仕方が無い。



数週間前

一緒に過ごした時間は2時間くらいだったけど…





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