平穏な時間が流れ、もう下校時刻。 私は帰路についた。 「あ、姉ちゃん」 途中、庵と会い、一緒に歩く。 今日一日にあったことヘの愚痴やら、『今日の夕飯は何だと思う?』とか、他愛もない話をしながら歩く。 ここまでは、まあいつもの通り。 でも。 ここから、私たちの平穏な日々は、消えていった。