「優奈聞いた? 新しくきた社長。ちょーイケメンらしいよ?」 朝からすごいくらいの声量で駆けつけてきた 仕事仲間のリカ。 「うぅーん。社長夫人かー。悪くないわね。」 「でたー。さすが恋多き魔性の女。 でも本当に社長夫人なんかにはならないでよ? そんなことなったら、優奈と会えなくなるかもしれないじゃない?」 リカは私のこと恋多き女という。 まぁ間違ってはなだろう。 でも私はリカが思ってるほどの男性との関係は ない。