***第6章***



――ユウは来ないよ。今、俺と一緒にいるから――
HARUの言葉がリフレインする。

今、ユウは、HARUの家にいる。
このあとふたりがどうするかなんて、言われなくても想像がついた。


うわあぁぁあぁぁぁぁぁっ!!

景斗はベッドに突っ伏して、枕を抱きしめ、もがいた。

考えたくないのに考えてしまう。
こうなることはわかっていたはずなのに
どうしようもない嫉妬で、気が狂いそうになる。