この日は、美千の誕生日だった。お父さんが仕事から帰ってくるのを待って家族で誕生日パーティーをした。ケーキを食べている時お父さんが、何かの入っている袋を出してきた。

お父さん「これ、誕生日プレゼントだ開けてみろ。」

その袋には、ストロベリーと書いてあった。このお店は、おこずかいの少ない子どもたちに人気のアクセサリーショップだ。
早速、言われるがままに開けてみるとそこにはカワイイネックレスが入っていた。

美千「これ・・・!!」

お父さん「ずっと、ネックレス欲しがってただろ?」

美千「うん!!ありがとう!!」

その日はもう夜が遅かったので、明日の散歩につけていこうと決めて大切に仕舞って寝た。


次の日の昼、美千は散歩の帰り近くの公園に寄った。なぜなら、カワイイ犬が居たからだ。
飼い主と話したいし犬に触りたいと思った美千は公園に入った。そこで美千の胸が鳴った、その犬の飼い主が智也の兄の大司だったからだ。
美千にきずいた大司は微笑んで手招きをした。吸い込まれるように大司に元へ行った

大司「美千ちゃんだっけ?智也を振ったんだってねwスゴイねwあっ、ネックレス付けてるんだ、このネックレス付けると美千ちゃんもっときれいになるね。」

キレイになると真顔で言われたので美千は顔を赤らめた。

美千「あ・・・ありがとうございます。それじゃあ、お昼御飯の時間なので帰ります。さようなら。」

美千は、早口で言うなりはしって帰った。
公園に残された大司は思った

『すぐ顔に出る子なんだ・・・カワイイ面白い子だ。』

と。

美千は走り疲れて歩いてた。そして、いろんな事を考えていた。

『私なんか、あんなカッコイイ人とは不釣り合いだよね・・・智也君にokしておけばよかった・・・。もうお兄さんの事は諦めよう・・・。』

そう思った時美千の頭に、疑問がよぎった。

『ワタシノキモチハ、ドウナッテシマウノ?』

その答えを考えようとした瞬間、美千の携帯が鳴った。