私の誕生日の次の日。


あいつ‥‥‥斗真のことを
考えていた。


『お前のこと見てればわかるんだよ。』



『ハハッ。変な顔。』



斗真から言われた言葉を
思い出し、顔が熱くなる。



「----ってなんで⁉︎」



意味わかんない!



私が好きなのは良ちゃんのなのに。


ふと腕を見ると、あいつにもらったシュシュがしてある。


実は誕生日の夜から着けている。


「はずそ。」


そう言いながら私は
花柄のシュシュを
鏡の前に置いた。



だってなんだかこれって


私が斗真を好きみたいじゃん。