【飛鳥side】
「ちゃんと見張っててよね」
そう言って俺におでこを傾けてくる七彩に、初めての気持ちがあった。
初めて気づいた。
やっぱコイツ、女なんだって…
いつも強がってるし、俺たちに暴言ばっかり吐くし。
そこらへんの奴等とは全く違うけど、
やっぱり普通の女の子だった。
嫌がらせ、これからもっとひどいことされないか、不安で不安で仕方なくなる。
というか、それもそうだけど、
今の状況もどうすればいいのかわからない。
けど、七彩の背中にそっと手を伸ばす俺がいた…
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