ケータイ小説 野いちご

俺、お前に惚れてんだけど。

season*2
一方的な俺様くん



あの日以来すっかり門倉さんと仲良くなり、下の名前で呼び合うまでになった。


里緒は基本クールで口数も少ないけど、思っていることはきちんと伝えてくれる。


美人で可愛いのに気取ってないし、むしろ無愛想なところがすごく萌えポイントだったり。



一番可愛いのが木下星矢といる時。


デレデレして来る彼に対して嫌がるそぶりをしてるけど、ほっぺがほんのりピンク色に染まって照れているんだと丸わかり。


恋する乙女って感じですごく可愛い。



「志帆、教科書見せろよ」



「…………」



「シャーペン忘れたから、かして」



「…………」



ーーガタガタッ



ひたすら前を向いてスルーしていると、隣から音が聞こえて来た。



な、なに……?


そんなことを思いながら恐る恐る横を見る。



すると。


なぜかぴったり横付けされた机と、机に頬杖を付きながらムスッとしてこっちを見据える久間君の姿が目に入った。



「ちょっと!」



なに勝手に机くっ付けてんのよっ!



< 77/ 250 >