ケータイ小説 野いちご

俺、お前に惚れてんだけど。

season*3
あなたは誰ですか?



好きだって認識したことで、あたしの中は久間君だらけになってしまった。



「で、告白を断ったってわけね」



お昼休み。


天気が良いので、今日は中庭のベンチで里緒とお弁当を食べていた。


太陽がサンサンと降り注いで絶好の行楽日和。



「断ったっていうか、友達でいたいって言っただけ」



ご飯を乗せたお箸を口に運びながら、言い訳めいたことを言ってみる。


結果的に断ったっていうことになるのかな。



「それは振ったのと同じじゃん!」



「うっ、やっぱり?」



「当然だよ」



里緒にきっぱり言い切られ、妙に納得してしまった。


当たり前か。


友達でいたいって、よくある断り文句だもんね。



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