4月30日。
いつもどおりの平凡な日。
昨日のことは全く思い出せない。否、思い出す気がない。

望「頭いてぇ…今日は…休むか…。」

俺は朝ごはんを食べるためにリビングに向かった。

異変に気づいた。母さんがいない。
いつもなら、キッチンに立ち朝ごはんを作っている母さん。
今日は、寝坊したのだと思い、母さんの部屋に向かった。

望「母さーん、寝坊してるのー?朝だよー?」

返事がない。まだ寝ているのか?
俺は部屋のドアを開けた。


母さんが……いない……