「未來歩ける? 」

「…ダメ。ごめんね迷惑かけちゃって」


家の前に着いて歩こうとしてるんだけどお酒を飲んじゃったせいで足腰がフラついて上手く歩けない。


「はぁ…瑞貴少し待ってて? 未來を家まで送ってくるから」

「わかった」


そして聖奈に支えられながら2人で歩き出した


「本当ごめんね聖奈」

「本当だよ」


もうそれ以上は申し訳なくて何も話せなかった


2人共無言のまま歩きついには玄関前


「ありがとう」

「いいよ,じゃあおやすみ」

「…おやすみなさい」


聖奈が見えなくなるまで手を振った

聖奈が帰って1人になると静かな空気が辺りを包んだ

さてと…なんか入りづらいな

同窓会に行く前に喧嘩らしい事をしてきたから非常に入りにくい…


入れないまま10分が経過した。


さすがにもう覚悟決めなきゃ…よしっ。


「…ただいま」


シーンと静まり返っているうちの中

もうみんな寝てるのかな?

足腰がフラついて上手く歩けないから壁伝いでリビングへ…

…やっぱりみんな寝てるのか。

とりあえず電気つけよう


「えっ…」


電気をつけるとソファには蒼の姿があった。

…待っててくれたのかな?