「ごほっごほっごほごほッッくっ...」
私は朝、隣に高子さんが居ないことにきづき、
そして厠(今でいうトイレ)
にこもっていることに不信感を抱いた。
最近高子さんは、調子が良さそうじゃなく体調も、
あまり思わしくなかった。

「あの高子さっ高子さんッ!!!」
目の前にあるドアをガラッと開けると
高子さんが倒れていて---
血をはいていたようで周辺には血があたりに飛び散っていた。
高子さんはぐったりして、

「あたしを主人が迎えに...」
と独り言のように呟くのを聴いて

「今っ今呼んできますからお医者さん!!!」
と叫んだ。

---数時間後

何時間も探し、やっと見つけたお医者さんを家に呼んだ。
高子さんは、目を虚ろげにして口を開けっ放しにして血をはいていた。
お医者さんは、

「助かるが膨大な資金がかかる。---君に稼げるのか?」

と聞かれ私はたじたじになるしかなかった。
「...。 」

黙りこんだ私を見て医者は、
「----一つだけ稼ぐ仕事がある。」

といわれた。

「っそれは!?!?!?」
私は高子さんのためなら何でもできる