俺は小さい頃から1人の女の子だけを見てきた。 隣の家に住む、幼馴染みのあーちゃんだ。 小さい頃は今と違い引っ込み思案だった俺。 自分から話しかけることが出来なくて近所の子達とも仲良くなれずにいた。 そんな時声をかけてくれたのがあーちゃん。 まるでぱっと花が咲いたような笑顔を浮かべ話しかけてきたんだ。 「こっちにおいで、楽しいよ。」 最初は戸惑った。 でも活発で明るいあーちゃんと仲良くなって、俺は段々と口数が増えた。