月日は流れて










12年が経った。





















俺は、16歳になった。








体つきも声も身長も








全部何もかも変わった。










僕から俺って呼ぶようになった。










あれから12年経ったなんてー……





















「あら、拓也くんどこ行くの?」


















未だに俺の担当をしてくれている


















中村先生が俺に向けてそう言った。











「んー?カナんとこ」


















気お付けてね~?

















そう言う中村先生の言葉を聞いてから



















カナんとこに向かった。