1人の女の子はいつも泣いていました。

それは、生まれつき金髪に目が赤と青のオッドアイであったからです。

周りとは少し違う異色の存在。

最初こそはキレイ、羨ましいと皆言うのですが、
年をとるにつれて気味が悪い、怖いと女の子に抱く感情が変わってしまいます。

女の子も初めは自分の髪と目が好きでした。でもいつからかそれは、恨めしい存在でしかありませんでした。

しかし、ある日をきっかけに女の子は、また自分の髪と目を好きになるのです。