よし!いくぞー!

と、足を動かしたら
佐々木くんの部屋からあの、
女の人が出てきた、佐々木くんの彼女さんかも、

はぁ、今まで彼女さんいたんだ、
行きずらいなー。
でも!ここまできたんだし!

ピーンポーン

……

ガチャ

「はぁい、」

佐々木くんの低い声が聞こえた

「佐々木くん!おおおおお見舞いに来ました!」

「……。」

顔を上げると

びっくりしたような、顔
まぁ、今まで彼女さんといたんだからしかたないか、

「ご、ごめんね!急に来て」

「えっ、あー。大丈夫だよ!入って!」

と可愛らしい声が聞こえる、
すきだなー。やっぱり

「おじゃまします!」

「なんで、きたの?」

えっと、

「小野くんに教えてもらって、佐々木くんが風邪ひいたって、」

「あ、あいつが、?」

「うん!あ、あとね、佐々木くんって、プリンすき?」

「すきだよ?」

よかったー。

「か、かってきた!プリン
小野くんに聞いたから!」

「まじか!うれしいー!ありがと!!」

と言って私にキスをする

なっ!

「かわいいよ」