――ピンポーン――――・・・・・・



まだ冷え込む早朝。



そんな時間帯に鳴り響く呼び出し音に目を覚ます。



「ん・・・・・・誰」



部屋の中はまだ薄暗く、冷たい風が頬を撫でる。



「・・・・・・眠い」



どうせ悪戯だろう、と無視して寝ようとしたのだが・・・・・・



――ピンポーン―――・・・・・・



再び鳴る呼び出し音。



「ちっ・・・・・・しばく」



のっそりと起き上がると、玄関へと向かう。



いまだに鳴り続ける呼び出し音。



玄関の前まで行くと思い切りドアを開けた。



「誰だこの野郎・・・・・・締め殺す・・・・ぞ・・・・・・」



しばらくの硬直の後、バタンと扉を閉める。



・・・・・・なんか、変な奴らがいるのだが。



「どちら様ですかー。お帰りくださーい」



ドアに向かって話しかけてみる。



しかし、返ってきた答えは驚きのものだった。