前回の

とてもいい展開




思い出して顔が緩む
そんな俺は今 病院のベッドで
ただ真っ白な天井を見上げています
なぜかって?
それは一言で言うと。。。。

「ただヘマしただけじゃねぇか。。。。」

はい その通り。。。。
山崎退 一生の不覚です
いやね?こっちの動きが完璧なまでによまれていて
下見ぐらいの意気込みだった俺は
まんまと敵のど真ん中につっこんじゃったみたいな

てか侵入前にやられかけたの初めてだわ。。。。
今回の件は内輪中の内輪
話なんか上層部しか知らないはずなのに。。。。

「山崎  考えるな
この件 どうやら俺らが思っている以上に厄介らしい


今は休め   」

鬼の副長とも恐れられてるこの人が
眉間に深い皺をつくりながらも優しい言葉を使う
そして俺の頭を荒々しく触り。。。。

「無事で良かった。。。。」


きっ きもちわりぃです副長
そんな事思ったが入院が長引くのも考え物なため
その言葉を飲み込んだ
だがそれだけ今回の爪痕が大きい事を指している


「副長。。。。
俺と一緒に動いていた連中は。。。。」

「    2人重傷  


お前と別口からの侵入予定だった川口

今朝嫁さんが引き取ってった」

「。。。。」

副長がらしくない動きを見せた理由がわかった
こんなの初めてじゃない
けど 何度経験したって慣れやしない。。。。
副長の悔しそうなこの表情を見るのは何度目なんだろうか。。。。

「副長。。。。」

「山崎 今は眠れ

腹減ったらこれ食え」


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そう言い残して副長は屯所へと帰って行った
副長の優しさ マヨネーズをそっと置いて