ケータイ小説 野いちご

リストカットシンドローム

彩夏という人間
幼さ故の惨劇

幼稚園、と言う物に憧れを抱いていた。
幼稚園に入る前、幼稚園のバスから降りた姉は何時も笑顔であったからだ。
幼稚園はきっととても楽しいのだろう。
幼稚園へ行けば沢山のお友達が出来るのだろう。
幼稚園へ行けば「うた」や「えんぎ」を教えてもらえると姉から聞いた。

そして、また、幼稚園の友達と笑って撮られた姉の写真は何よりも羨ましかったのだ。
私にあるのは家族だけだったのだから。
友達がいる姉が羨ましかった。

< 2/ 3 >