ケータイ小説 野いちご

スイートプリンスの恋の魔法 ~愛しきビタープリンセス~

†第1章† 地味姫とハデ王子
☆地味に大人しく☆ 《Side -Koyuzu-》

「でさ、母親が勉強しろってウルサイの!!」


「ねぇ今日って、数学宿題あったっけーーー?」


「あ~~~、ねみぃ~~~…」


3時間目の歴史の授業終了後、様々な会話がポンポンと飛び交う教室内。


その中で1人机にかじりつき、読書に耽る私は皆の目にどう映っているのか。


「って……別に私の事なんて、誰も興味ないか」


自嘲気味に小さく笑い、本を開いたまま視線を窓の外に移した。


――――私は風家 湖柚《かざいえ こゆず》、高校1年生。


“女子高生”というキラキラした響きのポジション真っ只中の、15歳です。

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