凛と仲良くなったキッカケは。


入学して少し経った頃の事。


人付き合いが苦手な私は、クラスの子と溶け込むことができなかった。


殆ど一人で毎日ボケっとしていた。


そんなある日…


「…あっ…あの…矢野さん…」


オドオドして話すこの子が凛。


私に話し掛ける人がいなかったからビックリした。


「ん?なに?」


本当は嬉しいくせに、素っ気ない態度を取ってしまう。


凛はそんなの気にせずに…


「…矢野さんさえ良ければ友達になってください!」


最初はどうして私なんだろ。


とか思ってたよ。