―――次の日。
「羅菜、おはよー」
「陽莉おはよ」
朝、あくびをしながら羅菜に挨拶をして自分の席に座る。
「ふぁ~……」
なんだかすごく眠い。
昨日、あんまり眠れなかったからなぁ……。
だって今日は……告白、するかもしれないんだもん。
私の計画では、部活終わりの梶原くんを待ち伏せして……告白する。
イメージトレーニングは完璧!!!
イメージトレーニングは……ね。
まだ朝なのに緊張してきた……あぁ。
と、机に伏せたときだった。
「ひゃっ……!」
頬っぺたに急に冷たいものが当てられた。
慌てて伏せていた頭を上げると、目の前には紙パックのいちごオレを持った梶原くんがいた。