ケータイ小説 野いちご

一日の腐敗

頭蓋骨の瞬き

ドクダミの蔦が一斉に枯れ。

猫が皮と骨を残して腐敗した。

頭のないカナブンの死骸が転がり。
天井裏に住み着いた鳩の旅立ちを幾度も見た。

自分はと言うと・・。
骨は転げ落ち。
持ち去られ。

ドクダミの蔦の間に・・いろいろな生物がかじった痕のある黄ばんだ大腿骨の一部が残り。

苔むした頭蓋骨が、あり得ない所まで転がった・・。

床下の隙間の、あそこにあるのは骨盤の一部か。


自分は、静かにそれを見ていた。



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