ケータイ小説 野いちご

嘘の恋

学祭

「学祭始まったー!!とりあえず美咲12時になったら体育館にきて!それまでは自由行動ね!」
「うん!じゃーまたあとで!」
私と奈緒はべつべつに行動することに。私は始めクラス企画の手伝いで腕相撲の係りに。
あー、拓巳先輩来ないといいな。きたら大喧嘩だよ。
そう言えば颯馬どこにいるんだろう。クラス企画担当午前じゃないのかな…ちょっとショック。
「いらっしゃいま、せ、、、」
っえ拓巳先輩。。。
なんで。午前はクラス企画って。。
「おい、なんで、腕相撲やってんだよ。その担当じゃないっていったよな?他の男に触れたかったのかよ。わけわかんねぇ。」
でたよ、、これから長い長い喧嘩が始まるよ。今年の学祭楽しめないな。
「ち、ちがうよ。ただ人が足りなくて。ごめん。」
拓巳先輩はなにも言わずに教室を出てってしまった。あー追いかけないと、、でもクラス企画あるし。
「いけば?ここ俺やるよ。」
「っへ?颯馬…??なんで、」
「いいから行けよ。お前も大変だなあんな彼氏がいて。」
「あ、ありがとう…あとでなんかお返しするから!ごめん!!」
特に説明する余裕もなく恥ずかしさと、緊張でその場を立ち去ってしまった。いつから見られてたんだろう。あんな恥ずかしいとこ見られてたなんて。
私はいつの間にか颯馬を意識するようになっていた。
「拓巳先輩!さっきはごめんなさい。人が足りなくて、やるしかなくて。」
拓巳先輩は階段で一人座っていた。
「ほんとありえねぇ。嘘ばっかつきやがって。今年で俺学祭最後なんだぞ?ほんと最悪な学祭だよ。お前のせいで。………」
私はそのあとさんざん言われ拓巳先輩が去ったあともその場に立ち尽くすしかなかった。
約束を破ったことは悪かったと思っている。だけどあれだけのことでそんなに怒らなくてもいいじゃん。。いっつも何かあったら私のせい。拓巳先輩は度が過ぎている。スカートの丈は膝下。髪の毛は下ろすな。他の男と一言もしゃべるな。他にも色々と決まりがある。
これって付き合うのにすべて必要なことなのかな。私は涙が出てきた。もー耐えられなよ。。
「おい、どーした?大丈夫か?」
ヤバイ、階段にずっといたら邪魔だ…どかないと。
「すいません、大丈夫です。」
涙なんて流してる暇ない。クラスに戻らないと。
「俺だよ。…お前泣いてんのか?彼氏と喧嘩でもしたか??」
また、颯馬だ。いっつも情けないとこ見られちゃう。
「大丈夫。あくびしただけ!笑眠くなっちゃって!ごめんごめん。」
こんな情けないとこ見られて今は話せる状況じゃない。早く去らないと。
走ろうとしたとき、、
グイッ
「っえ、、な、なに??」
腕を引っ張られ颯馬が目の前に。こんなに身長おっきかったっけ。
「嘘つけ。泣いてんじゃん。まー言えねーならいいけど、お前笑ってねぇーとブスだぞ。なんかあったら相談しろよ。」
颯馬は私の頭をなでて行ってしまった。
ブスって…優しいのか優しくないのかわかんないよ。でもなんか嬉しかったな。
しかし、これから学祭で颯馬と喋ることはなかった。。



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