『しょうたくん。
 私、ずっとこうなりたかった。
 
 壊れてもいいから、
 あなたに抱きしめて欲しかった。
 
 ずっと、ずっと、待ってたのよ。』

プリズムちゃんは、
肩のあたりがひび割れているというのに
優しい、優しい微笑みを浮かべます。

『壊れないで、プリズムちゃん!
 どうして、壊れちゃうの?
 どうして、
 壊れてもいいなんて云うの……?』

しょうたくんの心は
すっかりこんがらがって
どうしたらいいのかわからず
涙をポロポロ流します。