[私………………直哉の事が好きなの!!!!]

私と直哉は、幼なじみでよく一緒にいる。
私は直哉の事がずっと好きだった。
諦めきれなくて、とうとう告白してしまった。


[ん…………………と…………………]

[ごめん。彩菜の事、そういう目で見たことなかった。]


私は、その言葉を聞いた瞬間、頭の中が真っ白になった。

私は何をしているのだろう?


[わ………私の方こそゴメンね。迷惑だったよね。]
ーーーーーーーーーーーーーポロッーーーーーーーーーーーーーーーーーー

大粒の涙が流れてきた。


それに気づいた直哉は私のほうに来て手を差しのべてくれた瞬間、、、、、

バシッ


私は直哉の手をふりはらってしまった。 無意識に。


私は、急いでその場から逃げた。




[うぅっ……………私のバカヤローーーーー。]


私はまわりの目などきにせず、泣きながら家に帰った。





本当バカだな………。何だろう…………。この気持ち…………。

フラれて落ち込んでるのではない………。

すごくショックで悲しいのに、さっきまで泣いていたのに、
今は全然涙などでない。
不思議な気持ち。あきらめようとしているのに、それが出来ない。

どーしちゃったの……………………? 私………………………?

ーーーーーーコンコンーーーーーーー

[彩菜ぁ、ごはんよー。おりてきなさーい。]


[…………………………いらない。]

[……………えっ?]

むかつく……………。

[だから、いらないって言ってんじゃん! ほっといてよ!]
親にあたったのはじめてだ。
お母さんは、何も悪くないのに…………。


[ごめんね。気がおちついたら、おりてきてね。]
ーーーーーーーパタンーーーーーーー

もう、頭の中がグチャグチャだ。
どうしていいのかも分からない。

[直哉ぁ、私どうしたらいいのぉ?]


ある写真が目にはいった。 それは………………………。

去年の体育大会の時の写真。直哉と写ってるのがたくさんある。

それを、私が…………………ーーーーービリッーーーーーー

貼ってある写真を破り捨ててしまった。

もう、直哉にはかかわらない。

私は、そう決意した。ーーーーーーーー