久しぶりの学校で疲れたのか、4時間目終わったあたりから気持ち悪くなって保健室に行った。

ドアを開けると、先生と綺麗な女の人…

「あ!」

思わず叫んでしまった。

「中原さん、久しぶりね!」

先生が話しかける。

「体調悪い?久々の学校だったからよね、まず体温計ろっか。」

私にその声は届かなかった。

ずっと、女のひとを見ていた。

「中原さん?大丈夫?」

先生は私をすごく心配していた。

「先生、私帰るね」

女の人が保健室から出ようとしたとき、芽衣子が口を開いた。

「柏木さん、ですよね?」

「そうだけど、何か?」

ちょっと冷たくクールに言い放つ。