ケータイ小説 野いちご

【長】野球ボール

6−確かにあったもの

あの試合から一週間。




長い一週間だった。




まだ野球部は活動していない。




世の中は夏休み。




と言っても、進学校のうちじゃ補習があるんだけどね。




けどあたしは、補習に力を入れられるほど……

立ち直れてはいない。


負けることがこんなに辛いことだなんて、今まで一回も考えたことがなかった。




補習は午前中だけだけど、あたしが目を覚ましたのは夕日が見える頃だった。

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