数日後のある日。



 私はまたまた社長に呼び出されて社長室を訪れていた。



 今回は何だろうと思って社長室に入ると……。




「やあ、心音ちゃん。久しぶりだね」



「か、萱島監督!?」



 そう、なんと社長室には優しい笑みを浮かべた萱島監督がソファに座っていた。



 びっくりして私はつい声を荒げてしまった。



「心音、こっちに座って」



 社長に言われ、私はやっとソファに腰を下ろした。