*** 教室を入った時、驚いた。 ふと時計を見れば、お昼なんか過ぎていて最後の授業前。 改めて、長い時間屋上にいたことを知った。 「…千穂さん」 私は、千穂の席へと向かう。 私の声で振り返った千穂は、すごい顔をしていた。 「今なぁーんじ?」 「にっ、2時10分…」 ひぃぃ 目は笑ってるのに、口元が笑ってない千穂はお、恐ろしい。