●あとがき○


『余命24時間』を最後まで読んで頂き、ありがとうございました。

この話を書こうと思ったきっかけは、ふと
『もしも自分の命があと24時間だったとしたら、私はどんな行動に出るのだろう』
と、そんなことを思いついたからです。

正直、この物語を書くのは楽ではありませんでした。
病気とかウィルスとかの知識もなければ、彼女のような立場になったこともなく。

だけど、この話を書いてる最中はずっと美音になりきって、主人公を"自分"だと思いながら書いてました。
この物語は、美音の物語であり、私の物語でもあります。

結末に関しては様々な意見があると思います。
自らの命を殺めることは、決していいことではありません。

しかし、今回はあえて逆説的な捉え方で、"死"という現実に触れることができれば、と思い、このような結末となりました。