「ここからは、私から話そう。」


そこで、朝日さんが話始めた。

あの時の真実を。



「あの日、私達は二人の誕生日のために私の家で、パーティーをするはずだった。

私達は家で待ってたんだ。

でも、時間になっても叶たちがこなかった。

心配になった私と夕日は見に行こうと思った。

でも、夕日は危ないと思って私だけで行くはずだった。

でも、そこで、

予想外なことが起こった。


いつの間にか、車に雷夢が乗っていた。

しかながないから乗せたまま行くことにした。

そしたら………。くっ。」


そこで、朝日さんが言葉をつまらせた。

だから、私がそこから話始めた。


「そこで、私たち家族が、

朝日さんの組と敵対している組みの人達に

襲われているところに出くわした。」


そう、雷夢は勘違いしていた。

だから、記憶も失った。

あの時、ほんとに私たちを襲ったのは、

他の組の人達だった。


「じゃあ、なんで!
なんで、あの時襲われたと言う事を警察に話さなかった?」

そこで、咲が声をあげた。