気づけば私は道はずれの駐車場にいた




隣には拓也が倒れている




私には傷ひとつないのに



拓也の顔にはたくさんのあざが





起こさなきゃ



私が拓也を揺らす



「拓也!拓也ー」


すると拓也は起きて
















「お、お前ケガは....」





「ないよ、大丈夫!」






そう自慢気に拓也に手を見せようとした時






私の手に












血が....









なんで?






自分の体を見渡せば血なんかついてない









まさか....












恐る恐る拓也の体を見る








すると












拓也の脇腹に











刺された跡が....








「たくやぁぁーーーーーーーーー!」









私は泣きながら叫んだ








拓也はもう気持ちよさそうに眠っている








もう戻ってこないのかな