ベランダから差し込む陽の光は
午後には赤味をまして
影を長めに落とす。

ただ待っていると、
時はまるで見せつけるように
ゆっくり進みだす。

何度目だろか・・・
天馬と英雄の伝記を読み返し
始まりの部分は
暗唱出来てしまいそうだ・・・

星になる二人の下りで
ため息が出て、
そのまま立ち上がり
寝室スペースへ行き
ベッドに倒れこむ・・・

会議はまだ
長引いているのだろうか・・・