【ひよりside】

家に着くと貫はお礼を言って車を降りた。貫が車を降りて少し経つと母親が
笑顔で「ひよりは、貫くんのことが好きなの」と聞いてきた

私は素直に答えた
彼が「好き」だと伝えた

正直、返ってくる答えは怖かった
絶対に否定されることはわかっていたからだ

けれど、
返ってきた言葉は予想してなかった言葉だった