あとがき

【莉奈とサトちゃん】を最後まで読んでいただき、誠にありがとうございます。

高山さんのエッセイで「男性作家でコラボをやりたい」という主旨の内容を拝見し、その男性作家の中にオイラの名前を見つけた時、とても光栄に思いました。

その時にはまだ、詳しいテーマや時期などは決まっていませんでしたが、いずれにしても、いつも懇意にしてくれる高山さんから声を掛けて下さったのなら、二つ返事でお受けしようではないか!と、心に誓っていたのです。

そして、それから何日か経って高山さんから詳細の提案がありました。


キーワードは【口説く】
20ページ以内の短編
コメディは無し



マジっすか!!


オイラ、コメディ作家ですよ。
しかも、恋愛系とか全然書いて無いっすよ。


つきひとさんも、SHIROさんも、さいマサさんも、恋愛系はお手のものです。そして、高山さんに至っては、若い頃からリアルに女性を口説きまくって来た肉食男子だそうじゃないですか!(高山さん、ゴメンナサイ)


完全アウェイ………(-_-;)


そんな感じで、なんとか出来上がったのが、この【莉奈とサトちゃん】です。いや、もういっぱいいっぱいです!


もう少し、大人の風情のある文章を期待していた読者の皆様、スミマセンでした。

もう、主催の高山さんには、ごめんなさいと謝るしかありません。

この話の最初のページに、お母さんの言葉があります。

「女はね、自分の事を一番愛してくれるひとと一緒になるのが、一番幸せな事なのよ」

これは、果たして誰のお母さんの言葉なのでしょう?

普通なら、莉奈のお母さんと考えるのが定石でしょう。

しかし、実は別の見方があるのにお気付きでしょうか?

それは、このお母さんが二十年後の莉奈の在る日の姿……という解釈です。

正解はありません。読者の思うがままに想像してもらえたら……と思います。

最後に、こんな稚拙な作品にお付き合いいただき、本当にありがとうございました!



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